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AED(自動体外式除細動器)とは?
AEDとは、「Automated External Defibrillator」の略称で、「自動体外式除細動器」といいます。
自動的に心臓の動き(心電図)の測定・解析をおこない、心臓がけいれんし、血液を流すポンプ機能を失った心停止状態(心室細動)になった心臓に対して、電気ショックを与え(除細動)、心臓を正常なリズムに戻すための医療機器です。
現在では、医療従事者ではない一般市民でも使用できるようになりました。
公共施設、商業施設、駅、学校、企業など人が多く集まるところを中心に設置されています。
AEDは操作方法を音声でガイドしてくれるため、誰でも簡単に使用することができ、電気ショックが必要な人にのみ、電気ショックを流す仕組みになっています。
救急車を待っていては遅い!
心室細動を起こすと、1分経過するごとに約7~10%、助かる確率が減っていくといわれています。
救急車が現場に到着するまでの時間は平均10.3分*かかるとされており、救急車を待っていたのでは助かる確率がかなり低くなります。
いかに早く処置を開始するかが重要です。
救命率を上げるためには、救急車が到着する前に、近くにいる人たちの適切な胸骨圧迫(心臓マッサージ)と迅速なAEDの使用が必要となります。
*総務省消防庁「令和5年版 救急救助の現況」より
いざという時に備えて
救急隊が到着するまでに救命措置が出来れば、今まで救えなかった命を救うことができるかもしれません。
そして、突然の心停止から命を救うには、その場に居合わせた市民のみなさんの力が必要です!
いざという時に備えて、どのような行動をとるべきか、どのようにAEDを使ったらよいかを把握しておくために、消防署や日本赤十字社で実施している救命講習会を受講しましょう。
救命のためには、AEDの使用だけでなく胸骨圧迫(心臓マッサージ)などの心肺蘇生法が必要となります。
救命講習会では、AEDの使い方だけでなく心肺蘇生法の講習も行います。実施する際は、広報などでお知らせをいたしますので、ぜひ受講してみてください。また東山梨消防本部ホームページや、日本赤十字社山梨県支部ホームページでも案内しています。
東山梨消防本部ホームページ<外部リンク>
日本赤十字社山梨県支部ホームページ<外部リンク>
AED設置施設
市内のAED設置施設はこちらから確認できます。<外部リンク>(GoogleMapへ移動)
AED(自動体外式除細動器)を貸出します
市では、市内で開催する地域行事やスポーツ大会など、市民が参加するイベントなどの開催時に、参加者が万が一、心肺停止状態に陥ったときの救急救命に備えるため、事業を主催する団体にAEDを貸出します。
貸出対象
主催者が市または市民で、市民を主たる参加者として市内で開催し、参加者が概ね30人以上の営利を目的としない行事
貸出要件
- 救命講習会を修了した者
- 医師
- 保健師
- 看護師
- 救急救命士
以上の人がいずれか最低1名、常時配置される場合に限ります。
貸出台数及び期間
- 1回につき1台
- 貸出しを受ける日から3日以内
※返却日が土曜日・日曜日、祝日日の場合は、その翌日となります。
貸出費用
無料
※貸出期間中の、AEDに付属する消耗品を使用した場合(電極パッド及び人工呼吸用マスク等)の経費は、借り受けた者の負担になります。
申込方法
貸出申請書を、貸出しを受けようとする日の2週間前までに、健康増進課へ提出してください。
山梨市自動体外式除細動器(AED)貸出申請書 [PDFファイル/64KB]
審査後、AED貸出決定通知書を送付します。
貸出し当日、貸出決定通知書を持参し、健康増進課の窓口でAEDを受け取ってください。
返却する時は、使用報告書を添えて返却してください。
山梨市自動体外式除細動器(AED)使用報告書 [PDFファイル/181KB]
貸出中の注意事項
- AEDは善良な管理者の注意をもって、常に良好な状態で管理すること
- AEDを使用するときは、取扱説明書によって適切に使用すること
- 貸出中にAEDをき損、または滅失したときは、直ちに報告すること
その他
AEDの貸出し可能台数に限りがあります。
貸出希望期間が他の団体と重複した場合、貸出しができない場合があります。事前に予約状況を確認することができますので、健康増進課までお問い合わせください。
企業・事業者の皆さまへ
もしもの時に備えて、商業施設や体育施設など不特定多数の市民が訪れる施設などへのAEDの設置にご協力ください。現在、薬事法承認済みのAEDにつきましては、下記に掲載していますので、ご検討ください。
AEDのメーカー ホームページ一覧
- 日本光電工業株式会社<外部リンク>
- 日本ストライカー株式会社<外部リンク>
- 株式会社フィリップス・ジャパン<外部リンク>
- 株式会社CU<外部リンク>
- オムロンヘルスケア株式会社<外部リンク>
- 旭化成ゾールメディカル株式会社<外部リンク>
- 日本ライフライン株式会社<外部リンク>
- フクダ電子株式会社<外部リンク>