姉妹都市・友好都市

姉妹都市

山梨市は、アメリカ合衆国アイオワ州にあるスーシティ市と2003年11月に姉妹都市を締結し、以後、英語指導助手の招聘などを行なっています。

スーシティ市とは

スーシティ（Sioux City）という市の名前は、この地方に住んでいたネイティブ・アメリカン、スー族に由来するといわれています。
アメリカの中西部アイオワ州（山梨県との姉妹提携州）に位置し、人口約84,000人、面積約143キロ平方メートル、市の大部分は「ロス・ヒル」と呼ばれる独特の地層が広がっています。これは、数千年前に風によって運ばれた黄土が堆積したもので、ところによってはこの層が300フィート（91メートル）の厚さに及んでおり、雄大な眺望が楽しめます。ミズーリ州沿岸では最北端に位置する商業都市で、米国中西部では著しい成長を見せているまちです。

広大な草原が地平線まで続くこの地では、トウモロモシ、大豆を主とする大規模農業や畜産が盛んな地域で、それらに関連する産業が盛んです。精肉会社がいくつもあり、全米に向けて出荷しているほか、日本の精肉会社とも取り引きをしています。科学肥料会社や蜂蜜、ポップコーン、ゼラチンを製造している会社が代表的な企業です。

工業も発展していて、コンピューター会社、農業畜産物運搬に使用するトレーラーを製造する会社などがあります。ベアリング（機械の軸を受け支える装置）を製造する日本の会社も進出しています。
中西部の人々の持つ勤勉さ、道徳の高さ、そして高い教育水準がこれらの産業を支えています。

友好都市

山梨市は、地形・産業が似ている中国浙江省蕭山（ショウザン）区と1992年10月に交流関係の締結調印を行ない、以後、友好都市として交流を続けています。

蕭山区とは

蕭山（ショウザン）区は、世界的に有名な景勝観光地杭州（コウシュウ）市の中に位置し、人口約113万人、面積約1,420キロ平方メートルの風光明媚（ふうこうめいび）な都市です。空港が建設され、日本との直行便があります。また、上海からは鉄道、高速道路も利用でき、交通の便利な都市です。

蕭山の歴史記載は紀元2年に始まり、天宝元年（742年）より「蕭山」の名となりました。2001年3月に区画整理が行われ、蕭山市は杭州のひとつの区「蕭山区」となりました。
気候は亜熱帯気候に属し、年間平均気温16.1度、降水量1,391ミリ、霜の降りない期間は250日前後となっています。
地形は多岐にわたっていますが、平野部分が中心で、総面積の59.1％を占めています。また、蕭山区には約80キロ平方メートルの耕地、約35キロ平方メートルの山地、約8.5キロ平方メートルの養殖用池があり、主要な生産物は米・綿花・養殖豚・油などです。

現在は、工業も重要な経済の柱となっており、国家クラスの沿岸経済開放区にも指定されています。約10,000社の企業は、グループ企業が3割弱、独立経営企業7割強となっており、そのなかには、国家第1レベルの大型企業、国家第2レベルの大型企業、中型企業などがあります。これらの企業は、主に機械部品・電子機器部品・建築建材・化学プラスチック材料・製紙・飲料食品・ケーブルなどを生産しています。また、ビールは中国の10大ビール産地として全土に名を馳せています。