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水道事業の現状と水道料金改定の経過について

ページID:0007473 更新日:2024年2月26日更新 印刷ページ表示

水道料金改定のお知らせ

 令和6年4月から、山梨市全域の水道料金の改定を行います。

 

 新料金の内容等はこちらのリンクをご覧ください。

 

水道料金改定の背景

 山梨市の水道事業は、使用者の皆さまにお支払いいただく水道料金で、水道水の供給や水道施設の更新等に必要な費用を賄う独立採算制によって経営しています。

 水道事業の経営にあたっては、中期的な計画である「第2次山梨市水道ビジョン」に基づき、「市民から信頼される安全・強靭で持続可能な水道を目指して」をスローガンに掲げ、安定的な経営のもと、使用者の皆さまに安全で安心な水道水をお届けできるよう努めてきました。

 しかしながら、近年の水道事業を取り巻く環境は大きく変化しています。給水人口の減少や節水意識の高まりなどによって、料金収入は減少傾向にある一方で、施設等の整備に集中投資が行われた拡張期から40年以上が経過し、老朽化に伴う更新費用は増加傾向にあります。

 このため、事業の見直し等による効率的な運営のもと、経費の削減に努めてきましたが、中長期的な財政見通しでは、今後も厳しい経営状況が続くことが予測されることから、令和3年度から3カ年をかけ慎重に検討を続け、令和6年度に料金改定が必要であるとの判断に至りました。

 市民の皆さまにはご負担をおかけしますが、安定的な事業経営の推進を図り、将来にわたる安全で安心な水道水供給のため、ご理解をお願いいたします。

 

水道料金改定の経過

令和3年度

 山梨市では、市民生活を支えるライフラインとして重要な水道事業を将来にわたり安定的に継続させることを目的として、平成29年3月に「山梨市水道事業経営戦略」を策定しました。経営戦略では中期的な視点から水道の安全性、安定性と経営の健全性を確保していくため、令和4年度に水道料金の改定を行う方針を示しています。

 このことから令和3年度水道審議会へ「水道料金の改定について」諮問を行いました。 

 全5回にわたる審議により、審議会から「新型コロナ感染症の感染拡大や、下水道料金の改定を控えていることから令和4年度の水道料金改定は見送り、令和4年度に再度審議を行う」との答申をいただきました。

 令和4年度の水道料金改定は答申を尊重して見送りと判断しました。

令和4年度

 令和3年度水道審議会の答申に基づき、令和4年度水道審議会へ再度「水道料金の改定について」諮問を行いました。

 全5回にわたる審議により、審議会から「市民は厳しい生活状況にあるが、水道事業の安定的な経営や将来への負担増を避けるため、令和5年度の料金改定はやむを得ない」との答申をいただきました。

 しかしながら、物価高騰による市民への影響を考慮し、政策的な面から令和5年度の水道料金改定は見送りと判断し、一般会計繰入金や国の経済対策臨時交付金等を活用することで財源確保に努めました。

令和5年度

 依然として物価高騰による厳しい経済情勢が続いていますが、同様に影響を受け続けている水道事業の経営状況を鑑み、令和4年度水道市審議会の答申を尊重した料金改定案について、令和5年度水道審議会において説明し、令和5年12月議会へ上程し議決されました。

 

水道事業の現状

 山梨市水道事業の決算状況及び旧料金体系による予測では、収支のバランスが年々悪化し、厳しい事業経営が続くことが予測されます。

 このため、利益剰余金は徐々に減少していき、令和6年度にはマイナスに転じ、累積欠損金が生じる見込みです。

 水道事業収益は給水収益が大部分を占めており、給水収益は給水人口に比例しているため、給水人口が減少することで水道事業収益が減少していくことがわかります。

 水道事業支出は効率的な経営による経費節減により減少傾向にはありますが、施設の老朽化に伴う更新経費の増加から、収入に見合った支出の削減ができない状況となっております。

給水人口と給水収益の推移有形固定資産の老朽化推移

旧料金体系による収入と支出の推移・予測

減価償却率… 所有固定資産の金額から見た老朽化率

管路経年化率… 所有管路のうち耐用年数を満了した管路の割合

利益剰余金又は累積欠損金… 年間の純利益又は純損失を積み上げた金額