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デジタル技術を活用した地域課題解決に向けた取組について

ページID:0001885 更新日:2024年2月26日更新 印刷ページ表示

市では、人口減少・高齢化に伴う地域課題に対して、官民連携によるデジタル技術の活用による課題解決に向けた取組を進めています。

自営無線ネットワークLPWAの導入

市の基幹産業である農業における課題、高齢者活躍における課題、防災分野における課題に対して横断的に対応するため、LPWAを活用した自営無線ネットワーク基盤を構築しました。

※LPWA(Low Power Wide Area)…小電力で長距離通信が可能な無線通信技術の総称
 本市で導入しているLPWAは、各センサーが太陽光エネルギーやボタンを押すエネルギーによる稼働が可能で、新規電源工事や配線が難しい場所でもセンサー設置が容易という特色をもっています。

取り組んでいる分野

農業分野

山梨市を含む峡東地域はブドウ・モモ・スモモをはじめとする果樹農業が盛んであり、果樹王国山梨を支えています。一方で、市内における農業従事者の高齢化は進み、農業における「農作業の負担」「労働力不足」及び「技術継承の危機」等においてその対策を進める必要があります。

このような中で、市ではデジタル技術を活用した農業関係施策として以下の取組を進めています。

電源確保が困難な圃場の環境センシング

果樹圃場にて、温湿度、照度、土壌温度及び土壌水分量等の環境データを取得できるセンサーを設置し、クラウドを通じて自宅PCやスマホ等で数値の確認を行うことが可能です。
また、これらのデータをもとに営農指導(栽培アドバイス)に役立てることも可能です。

盗難防止のための圃場への人感センサーの設置

小型可搬式の人感センサーを圃場に設置することにより、圃場への侵入者を検知した際に関係機関等にメールを送信します。これにより繁忙期における農家の夜間見回りに係る労力の削減を図ります。

防災分野

市が管理する河川の水位変化を監視し、公開しています。

このほか、ハザードマップにおける土砂災害計画区域の一部に検知センサーを設置し、土砂災害発生検知の実証を行っています。

福祉分野

山梨市では高齢化率の高まりに合わせ、高齢者の在宅ひとり暮らしの割合も増加しています。
高齢者のひとりひとりが地域で安全に暮らしながら活躍できる社会を目指し、デジタル技術を活用した「ゆるやかな見守り」を行っています。

実証取組内容

センサーを身に付けた高齢者が自宅等を出入りした際にその旨を遠方に住む家族にメールで通知。自宅には温度や照度等の環境情報を取得できるマルチセンサーを設置し宅内の異常検知時に家族に通知します。

※高齢者が身に付ける各センサーは圧力や振動等のエネルギーを電力に変換することが可能なため電池切れ等のリスクを回避。