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雁行堤

ページID:0001678 更新日:2023年12月11日更新 印刷ページ表示

【市指定史跡】雁行堤

雁行堤の写真

  • 指定年月日
    昭和57年12月27日
  • 所在地
    山梨市万力1828番地
  • 管理者
    山梨市

解説

万力には笛吹川右岸に集中していた守護領を水害から守るため、古くから公普請(公共事業)によって堤防施設が築かれたとみられています。
雁行堤は、万力林の中間で川寄りに位置し、平成13年度発掘調査の結果、高さ3m、馬踏(上面)幅3.5~4.1m、敷(基底部)幅5.6m、長さ32.2m、法面傾斜70度と判明し、川裏側に根固めの敷石、川表側から枠類と思われる木組を検出しました。「出し」とよばれる水制の機能を果たしていたものと考えられ、万力林の中には、他にも堤防遺構が無数に存在しているものと思われます。
年代測定によって、この雁行堤が江戸末期まで使用されていたことが明らかになっています。ほぼ完全な姿を残す貴重な資料です。


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