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金桜神社奥社地跡

ページID:0001671 更新日:2023年12月11日更新 印刷ページ表示

【市指定史跡】金桜神社奥社地跡

金桜神社奥社地跡の写真

  • 指定年月日
    昭和51年3月30日
  • 所在地
    山梨市牧丘町杣口地内
  • 管理者
    金桜神社

解説

礎石の写真

金桜神社奥社地跡は、金峰山信仰の里宮では県内最古といわれる金桜神社(杣口)の奥社地一帯に広がっており、15箇所ほどのテラス、礎石、石段のほか、遺跡西側から3棟の建物跡が検出されています。これらの建物は、仏堂など仏教建築的要素が強いものであったと考えられ、発見された遺物から、この寺院跡の創建は平安時代まで遡る可能性があることが解りました。
昭和37年に甲州市勝沼町柏尾の柏尾山経塚から出土した経筒の銘文には、康和年間(1099~1103)に勧進僧寂円が「山東郡内牧山村米沢寺」の千手観音の前で写経した経文を、柏尾山寺(大善寺)まで運んで供養し埋納したと書かれており、この寺院跡が「米沢寺」に当たる可能性もあります。山岳信仰の様相を考える上で、大きな可能性を秘めた遺跡です。


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