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黄檗版一切経

ページID:0001652 更新日:2023年12月11日更新 印刷ページ表示

【市指定有形文化財】黄檗版一切経

黄檗版一切経

  • 指定年月日
    昭和62年3月20日
  • 所在地
    山梨市矢坪1088番地
  • 管理者
    永昌院

解説

輪蔵

この一切経は、別に鉄眼版一切経ともいわれ、江戸時代初期(寛文·延宝年間)鉄眼道光が宇治黄檗山万福寺において中国蔵書をもとに10余年間の歳月をついやし、延宝6年(1678)に完成した日本版の代表的な一切経です。
この一切経は経蔵·律蔵·論蔵·支那撰述·印度著集の五部門に分類し出版されています。現在の保存数は全体で1,344冊、その内訳は経蔵602冊、律蔵145冊、論蔵252冊、支那撰述321冊、印度著集24冊です。
輪蔵は一切経収納のために造られた回転式書架です。石の土台の上に八角形のケヤキ材の輪軸が天井まで達し、その周囲に8個の書庫が付いています。回廊の高欄、内屋根の扇垂木その下の組木には繊細かつ精巧な彫刻がほどこされ、全体が多彩に着色されたみごとな唐様の輪蔵です。
なお、輪軸には「寛政三年辛亥稔十月二日建之」と書かれています。


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