ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

本文

旧室伏学校校舎

ページID:0001616 更新日:2023年12月11日更新 印刷ページ表示

【市指定有形文化財】旧室伏学校校舎

旧室伏学校校舎

  • 指定年月日
    昭和51年3月30日
  • 所在地
    山梨市牧丘町室伏2120番地
  • 管理者
    山梨市

解説

開港により、横浜などの外国人居留地の建築に刺激を受けた在地の職人が、その外観を真似てつくった建築を擬洋風建築と呼び、山梨県では当時の県令藤村紫朗が役所や学校などに多くつくらせたことから藤村式建築と呼んでいます。これらは近代化の象徴として、地元の人々の誇りともなりました。
旧室伏学校校舎は明治9年に竣工し、近隣の職人が建築に携わり、用材も近隣地域から調達しています。木造二階建、正面と側面はともに12.8mの規模で、正面に二階建の玄関を、中央部には三階建の塔屋(太鼓楼)を設置しています。当初の屋根は桟瓦葺、壁は土壁で白漆喰と隅石形に黒漆喰が塗られていました。
屋根の中央に突き出た太鼓楼、軒の蛇腹や玄関、建具上部のアーチに多用された曲線、ベランダと手摺子など独特のハイカラな外観から、地域の人に「インキ壺」の名称で親しまれていました。


国宝
重要文化財
国登録文化財
市登録文化財