(設置)

第1条　明治期の特徴的な藤村式の建造物である旧室伏学校校舎を保存するとともに、郷土の歴史・文化・芸術の振興を図る目的で郷土文化館を設置する。

(名称及び位置)

第2条　郷土文化館の名称及び位置は、次のとおりとする。

(管理の委任)

第3条　市長は、山梨市花かげの郷まきおか「牧丘郷土文化館」(以下「牧丘郷土文化館」という。)の管理を山梨市教育委員会(以下「教育委員会」という。)に委任する。

(職員)

第4条　牧丘郷土文化館に、館長その他の職員を置くことができる。

(事業)

第5条　牧丘郷土文化館は、第1条の目的を達成するため、次の事業を行う。

(開館時間等)

第6条　牧丘郷土文化館の開館時間は、午前9時から午後4時までとする。

(入館料)

第7条　牧丘郷土文化館に入館しようとする者は、入館料100円を納入しなければならない。ただし、第9条に掲げる者はこの限りではない。

(入館の制限)

第8条　教育委員会は、牧丘郷土文化館に入館しようとし、又は入館した者が次の各号のいずれかに該当すると認めるときは、その者の入館を拒否し、又は退館を命ずることができる。

(入館料の免除)

第9条　教育委員会は次に掲げるものに対しては、入館料の全部又は一部を免除することができる。

(資料等の特別利用)

第10条　研究、調査、展示等を目的として、牧丘郷土文化館の資料等を撮影、複写、模造、借用等(以下「特別利用」という。)をしようとする者は、あらかじめ教育委員会の許可を受けなければならない。

(損害賠償)

第11条　入館者は、故意又は過失により施設、設備、資料等を損傷し、又は滅失したときは、その損害を賠償しなければならない。ただし、市長が損害を賠償させることが適当でないと認めたときは、この限りではない。

(指定管理者)

第12条　第3条の規定にかかわらず、市長は、牧丘郷土文化館の管理又は事業運営上必要と認めるときは、地方自治法(昭和22年法律第67号。以下「法」という。)第244条の2第3項の規定により法人その他の団体であって市長が指定するもの(以下「指定管理者」という。)にその管理及び事業運営を行わせることができる。

(指定管理者が行う業務の範囲)

第13条　前条の規定により指定管理者に行わせる業務は、牧丘郷土文化館の施設及び設備の維持管理及び入館料に関する業務並びに第5条に規定する事項とする。

(指定管理者における利用料収入)

第14条　前条の場合における第7条に規定する入館料及び第10条に規定する特別利用に係る料金については、法第244条の2第8項の規定により、指定管理者の収入として収受させるものとする。

(指定管理者が行う業務の基準)

第15条　指定管理者は、関係条例その他規程の定めるところに従い、適正に管理運営を行わなければならない。

(委任)

第16条　この条例に定めるもののほか、この条例の施行に必要な事項は、規則で定める。