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第21回自然と清流・果実の里やまなし短歌大会表彰作品を紹介
第21回自然と清流・果実の里やまなし短歌大会
山梨市の特色である「自然・果実」をテーマに、市内外か2,326人から延べ3,572首の短歌作品の応募がありました。
2月7日(土曜日)に表彰式がおこなわれました
各表彰と受賞者・受賞作品(敬称略)
- 山梨市長賞
- 山梨市議会議長賞
- 山梨市教育委員会教育長賞
- 山梨市文化協会長賞
- フルーツ山梨農業協同組合長賞
- 山梨商工会長賞
- 三枝浩樹賞(短歌大会選者 歌誌「妖野」代表)
- 秋山佐和子賞(短歌大会選者 歌誌「玉ゆら」代表)
- 特選
- 入選
表彰作品の紹介(敬称略)
山梨市長賞
一般の部
山下 愛子
・秋づきて緊れる土に大納言の小豆粒実のこぼれつつあり
中高生の部
木島 めぐみ(山梨北中学校2年)
・せせらぎとこもれびの中とけこめばなんだか私も自然の一部
小学生の部
古屋 大地(八幡小学校 6年)
・兄川に今年もホタルがやってきたおしりが光っててらすよ水を
山梨市議会議長賞
一般の部
渡辺 紀子
・畑うない涼を求めて一休み雲の流れを目に追いながら
中高生の部
依田 彩愛(山梨南中学校2年)
・清流にハグロトンボの群見つけあみをふりふりわらう弟
小学生の部
小林 百桃(加納岩小学校6年)
・背がのびてぶどうだなまで手が届くかさがみかける富士が見守る
山梨市教育委員会教育長賞
一般の部
饗場 敏子
・丘の上 に見さくる富士と真向き合ふ戦に逝きたる父の石文
中高生の部
網野 真心道(春日居中学校2年)
・カワセミが魚を見つけねらってる青い光が水へとびこむ
小学生の部
坂本 実玲(加納岩小学校5年)
・もうすぐだじいじの作るぶどうの実あせと苦労のつまったつぶだ
山梨市文化協会長賞
一般の部
亀澤 笑子
・甲府盆地の夜の灯りにふるさとのイカ釣り舟の点滅しのぶ
中高生の部
古屋 帆崇(山梨北中学校2年)
・部活終わり自転車またぐと雷がゲリラ豪雨のシャワーをあびる
小学生の部
益田 琉亜(塩山北小学校6年)
・ひとりでのじかんたつのがおそすぎてひとりさみしいゆうやけこやけ
フルーツ山梨農業協同組合長賞
一般の部
芦澤 智子
・足となるリフトがありてこそのわれ朝より桃の切り枝運ぶ
中高生の部
丸山 煌生(甲府商業高等学校3年)
・さくらんぼあまずっぱさがとてもいいまるでぼくらの部活動のようだ
小学生の部
一瀬 叶伊(市川小学校4年)
・細いくきちょきんと切って重たいぞ大きく育ったまん丸ぶどう
山梨市商工会賞
一般の部
渡辺 二三恵
・キュウリ、ナス、トマト育ちてはつ夏の食卓日ごと彩りを増す
中高生の部
手塚 直之(山梨北中学校2年)
・白い雲はてしなく広い青空にらくがきみたいに広がっている
小学生の部
杉田 伝(日川小学校6年)
・北岳と連なる山を見上げてた豊かな緑に虹が重なる
三枝浩樹賞(短歌大会選者 歌誌「妖野」代表)
一般の部
浅川 清
・瞬きの間に去ってゆく秋だから草にねて見る八ケ岳ブルー
中高生の部
野阪 瑠那(山梨南中学校1年)
・新聞でそっと包んだ桃一つ優しさしみる夏の帰り道
小学生の部
小関 帆南(笛川小学校5年)
・私のね席から感じる風たちは涼しげな顔で向かってくるよ
秋山佐和子賞(短歌大会選者 歌誌「玉ゆら」代表)
一般の部
千葉 容子
・そよかぜは薔薇に触れつつ水無月の庭に優しき香をはこびくる
中高生の部
土橋 庵莉(山梨高等学校1年)
・朝露がぶどうの蔓をつたうとき山はうすらと眠りをほどく
小学生の部
深沢 縁(山梨小学校2年)
・おぼんの夕おかえりなさいおじいちゃんきらきらひかるくろばねとんぼ
特選
一般の部
熊谷 和佳
・ろうかんの葡萄の房が仏壇にすずしくひかる秋の中日
遠藤 幸子
・遺跡より二千年もの時を経て発掘されし甲斐の桃核
柴田 奉子
・畑 起こし精出す夫のあとさきを土突 きつつ山雀 いち羽
岩窪 征子
・二度三度葉先を摘みし赤紫蘇の夏極まりて花の咲きおり
齋藤 千秋
・行儀よく並ぶ葡萄に袋かけ笠も二重に日差しを防ぐ
中高生の部
猪野 雅仁(駿台甲府中学校2年)
・泣く僕の耳もと風が吹き抜けた大丈夫だというかのように
前橋 菜々乃(甲陵中学校2年)
・部活後の普段と違う夕焼けを心にしまういつもの帰路で
的場 悠里(山梨高等学校2年)
・雨音の響くぶどうの畑には大きく見える祖母の背中
海江田 桃花(鹿児島県鷹巣中学校3年)
・別れ道またねと言って振り返る心の奥で名前を呼んだ
奈良 岳人(山梨北中学校2年)
・真夏日に汗水流す棚の下目に焼きつける祖父母の姿
小学生の部
小林 洪喜(八幡小学校6年)
・しっぽふる二ひきの犬のえさやりにぼくも楽しい午後六時です
古屋 希々香(加納岩小学校5年)
・夏のみち歩いていたらなにかいてトカゲがでてきてびくりしたな
今泉 咲結(日下部小学校5年)
・すんだ空めにうつる青海のよう雲の貝がらあつめてみたい
有泉 明輝(山梨小学校5年)
・かぜとおるしぜんゆたかなやまのおとかわのすずしさかがやくいのち
深澤 温実(後屋敷小学校5年)
・アブラハヤ ハゼ ヨシノボリ カニ ドジョウ 川に住んでるぼくの友達
入選
一般の部
小林 喜美子
・収穫を終えたる園に佇みてこの先思う身をひきしめて
西島 克美
・扇風機三台回し出荷する葡萄の箱詰め家族総出で
小泉 かづ子
・畑隅の甲州小梅ほころびぬ清かなる香よ亡夫まで届け
堀口 明枝
・夏の雲秋の雲との行き合いをシャリッと豊水かじって見上ぐ
前島 充
・ふっくらと二 晩かけて炊きあげる真似の出来ない母の花豆
小高 佑奈
・冷えた桃ぷつりとナイフ差し込めば待ち遠しげに背伸びする子ら
金井 正義
・残雪の富士を背にして桃の花卯月の町をピンクに染める
平柳 登美子
・桃ぶだういただく度のお礼には五拾余年の言葉見つからず
阿部 文彦
・湧き水に喉を潤す山間の小さき駅舎に蝉しぐれ降る
猫田 馨
・たとえれば傷つきやすい少女とう祖母がやさしく手渡す白桃
古田 優里
・賑やかな音の行き交う商店街鉢植えに灯るひとつの檸檬
服部 あや
・初孫のぶどう好きすぐ知れ渡り皆で持ち合い皆で分け合う
白井 千恵子
・ラ・フランス元の国では絶えしとかその芳香と味を愛する
鈴木 苑子
・さるすべり白き花のみ蜂の来て羽音ならして花びら散らす
内藤 博子
・夕立が止んで静かな農園の桃の葉先に雫が光る
中高生の部
佐藤 李南(山梨南中学校1年)
・夜風ふき祖父母のそばで桃かじるあまくておいしい夏の思い出
藤原 樹(山梨南中学校2年)
・ぶどう狩り棚に届かぬ私の手届け届けとかかと浮かせる
加々美 伊織(笛川中学校3年)
・広瀬ダムそよ風香る夏の空カヌーで進む今年の猛暑日
丸子 拓万(笛川中学校3年)
・香る巨峰鹿や猪ハクビシンみな食べに来て母いきどおる
安藤 咲里(駿台甲府中学校2年)
・箱の中かがやきながら並ぶ粒祖父母の宝シャインマスカット
松下 莉子(駿台甲府中学校2年)
・「これりんご?」まっすぐな目の妹に自慢げに言う「山梨の桃」
緒方 梨湖(巨摩高等学校1年)
・蝉の声しずかに消えて夕風に夏のおわりを少しさびしむ
秋山 結音(春日居中学校2年)
・玄関にいつの間にやら赤緑宝石みたいバアバのブドウ
金古 恋治(中央高等学校3年)
・手のひらにこぼるるほどのぶどうの実ひと粒ずつに秋がひそんで
菊島 一輝(山梨高等学校2年)
・桃の花風にゆれおり頬染めて笑う友だち春の川音
猪股 杜有(山梨高等学校2年)
・持久走フルーツ香る山道に友の背中を追う秋の午後
岩下 千隼(山梨北中学校2年)
- 雨やんで少し時間がたったころはるか彼方に美しい虹
山下 葵(山梨北中学校2年)
・どしゃぶりの雨がやんだら午後六時雲のすきまにやさしい光
中村 峨玖(山梨北中学校2年)
・笛吹のサラサラ流れる川を見てリラックスする初夏の日の僕
小学生の部
野澤 伊吹(日川小学校5年)
・ぶどう食べ広がる甘み幸せだ心にしみる農家の思い
佐久間 惺大(日川小学校6年)
・くすのきのでかいかげ行きすずしいな上を見てみた雲がクジラだ
大澤 明日澄(山梨小学校6年)
・坂の上父が育てたたから物このももの実を食べてみたいな
岡 果奈美(加納岩小学校6年)
・坂の上父が育てたたから物このももの実を食べてみたいな
岡本 栞(加納岩小学校5年)
・なつまつりやたいめぐりをしてみたいとくにたべたいふりふりポテト
三森 陽茉莉(加納岩小学校5年)
・ぷくぷくとふっくらそだったマスカットあさつゆにぬれキラキラきれい
丁場 凜佳(加納岩小学校6年)
・大好きだ畑をしてるじいじたちあこがれてきた二人の背中
伊藤 陽真(加納岩小学校6年)
・玄関を開けてふんわり香る桃甘い空気にはずむ足音
黄木 慧(加納岩小学校6年)
・祖父の手が作るお米のおいしさに手伝うぼくの手力が入る
丹波 泰毅(笛川小学校6年)
・山の中耳をすませば水の音とてもきれいな三富の渓谷
三井 一禾(笛川小学校6年)
・ブドウ棚夕日がさして照らす粒私の笑顔祖父母の笑顔
掛本 茜(笛川小学校6年)
・リリリリリ聞こえてくるよ虫の声元気な声で会話している
木村 惺麿(山口県大和小学校6年)
・イチジクの一つ一つのつぶたちはみな種でありみな生きている
秋元 進(八幡小学校5年)
・夕日さす地域の人はまだ仕事作っています美味しいぶどう
奥山 千夏(笛川小学校5年)
・いつも学校から見る山きれいだな人と山は一心同体

