○山梨市立学校処務規程
平成17年3月22日
教育委員会訓令第5号
目次
第1章 総則(第1条)
第2章 職務(第2条~第11条)
第3章 服務(第12条~第27条)
附則
第1章 総則
(趣旨)
第1条 この訓令は、山梨市立学校管理規則(平成17年山梨市教育委員会規則第9号)第15条及び第19条の規定に基づき、小学校及び中学校(以下「学校」という。)の校長、教頭その他の職員の職務及び服務について定めることを目的とする。
第2章 職務
(規程の制定)
第2条 校長は、その権限内の事項につき必要と認めるときは、諸規程を制定することができる。
(意見の具申)
第3条 校長は、所属職員の任免その他進退に関し、意見を山梨市教育委員会(以下「教育委員会」という。)に具申するものとする。
(報告)
第4条 校長は、その学校に係る次の事項については、速やかに教育委員会に報告しなければならない。
(1) 第2条の規定による諸規程の制定改廃
(2) 学校に係る不慮の非常変災
(3) 職員の死亡
(4) 学校教育法施行令(昭和28年政令第340号)第20条による出席状況が良好でない者
(5) 職員の欠勤又は連続7日を超える傷病休暇
(6) 集団疾病の発生
(7) 児童、生徒の遠足、修学旅行等の実施の結果
(8) 児童及び生徒の重大な事故
(9) 勤務に影響を及ぼす職員の事故
(10) 職員の交通事故
(11) 職員が職務を行うに際し、故意又は過失により、他人に損害を与えたとき。
(12) 前各号に掲げるもののほか、特に報告の必要があると認められる事故があったとき。
(日直)
第5条 校長は、学校運営上必要があると認めるときは、休日、年末年始の休暇日及び正規の勤務時間以外の時間において、職員(用務員も含む。)を日直員として命ずることができる。
2 日直の勤務規程は、別に校長が定める。
(校長の専決)
第6条 次の事項は、校長において専決することができる。
(1) 所属職員の年次有給休暇の付与、有給休暇(年次有給休暇を除く。以下第19条第1項において同じ。)及び介護休暇の承認並びに週休日の振替(半日勤務時間の割振り変更を含む。)に関すること。ただし、療養のため就業禁止を命じ、又は日数30日を超える傷病休暇及び分娩休暇を承認する場合を除く。
(2) 山梨市職員の職務に専念する義務の特例に関する条例(平成17年山梨市条例第29号)第2条の規定による職務に専念する義務の免除の承認に関すること。
(3) 職員の旅行命令に関すること。
(4) 職員の時間外勤務及び休日勤務(休日の代休日の勤務を含む。)の命令並びに休日の代休日の指定に関すること。
(諸願届の進達)
第7条 校長は、職員から教育委員会又は教育長等に対する願出、届出等の提出があった場合は、速やかに進達しなければならない。
2 前項の書類の進達に際しては、必要に応じ証明又は意見を付さなければならない。
(委員会の指示)
第8条 校長は、この訓令に定めるもののほか、重要と認める事案に関しては、教育委員会の指示を受けなければならない。
(教務主任等)
第9条 学校に、教務主任、学年主任、研究主任、分校主任、保健主事、生徒指導主事又は進路指導主事を置き、当該学校の教諭(保健主事にあっては、教諭又は養護教諭)をもって、これに充てる。
2 前項に規定する教務主任、研究主任及び保健主事はすべての学校に、生徒指導主事及び進路指導主事はすべての中学校に、学年主任は2以上の学級からなる学年ごとに、分校主任は分校を設置する学校の分校に置くものとする。ただし、進路指導主事を除き、教育委員会が特別の事情があると認める場合は、この限りではない。
3 第1項に規定する主任等は、校長の監督を受け、次の職務を行う。
(1) 教務主任は、教育計画の立案その他の教務に関する事項について連絡調整及び指導、助言に当たる。
(2) 学年主任は、当該学年の教育活動に関する事項について連絡調整及び指導、助言に当たる。
(3) 研究主任は、教育研修計画の立案その他の教育研修活動について連絡調整及び指導、助言に当たる。
(4) 分校主任は、分校における教育活動に関する事項について連絡調整及び指導、助言に当たる。
(5) 保健主事は、学校における保健に関する事項の管理に当たる。
(6) 生徒指導主事は、生徒指導に関する事項をつかさどり、当該事項について連絡調整及び指導、助言に当たる。
(7) 進路指導主事は、生徒の職業選択の指導その他の進路の指導に関する事項をつかさどり、当該事項について連絡調整及び指導、助言に当たる。
4 第1項に規定する主任等は、教育委員会の合意を経て、校長が命ずる。
第10条 前条に規定する主任等のほか、学校においては、必要に応じ、校務を分担する主任等を置くことができる。
2 前項の主任等は、校長が命じ、教育委員会に報告しなければならない。
(学級担任等)
第11条 校長は、学級を担任する職員及び教科を担任する職員を命じ、教育委員会に報告しなければならない。
第3章 服務
(職員の転任等)
第12条 職員の転任、配置換、休職、退職の場合は、人事発令通知書受領の日から5日以内に事務引継ぎをなし、採用、転任、配置換の場合は、人事発令通知書受領の日から5日以内に赴任しなければならない。
(住所の届出)
第13条 職員は、着任後5日以内に住所を校長に届け出なければならない。転居したときも、また同じとする。
(出勤)
第14条 校長は、職員の出勤状況を常に把握するため出勤簿を備えなければならない。
(旅行)
第15条 校長は、2日以上連続して県外に旅行しようとするときは、あらかじめ教育委員会に届け出なければならない。
(旅行の命令)
第16条 職員の旅行は、旅行命令簿により校長が命ずる。
2 職員が旅行を命ぜられたときは、帰校後5日以内に校長に復命書を提出しなければならない。ただし、軽易な事件は、口頭をもって復命することができる。
(時間外勤務)
第17条 職員の時間外勤務命令については、教育職員にあっては時間外勤務実績簿により、教育職員以外の職員にあっては時間外勤務命令簿により処理するものとする。
(遅刻、早退)
第18条 職員は、遅刻、早退をするときは、校長にあっては教頭に通知し、その他の職員にあっては校長に届け出なければならない。
(休暇)
第19条 職員は、有給休暇を得ようとするときは有給休暇願簿により、あらかじめ願い出て承認を得なければならない。
2 職員は、年次有給休暇を請求しようとするときは、あらかじめ年次有給休暇請求簿により行わなければならない。ただし、職員は、あらかじめその請求ができなかった場合で校長がその理由をやむを得ないものと認めたときには、事後においても請求することができる。
3 前2項の規定にかかわらず、校長は、有給休暇願簿又は年次有給休暇請求簿により有給休暇を得るものとする。この場合において、その有給休暇が3日以上に及ぶときは、あらかじめ教育委員会に届け出なければならない。
(介護休暇)
第20条 職員は、介護休暇を得ようとするときは、介護休暇願簿により、あらかじめ願い出て承認を得なければならない。
2 前項の規定にかかわらず、校長は、介護休暇願簿により介護休暇を得るものとし、あらかじめ教育委員会に届け出なければならない。
(病状報告)
第21条 結核性疾患により療養又は休職中の職員は、3月ごとに病状報告書を教育委員会に提出しなければならない。
(職務免除)
第22条 職員は、山梨市職員の職務に専念する義務の特例に関する条例による職務に専念する義務の免除(以下「職務免除」という。)を得ようとするときは、職務免除願簿によりあらかじめ願い出て承認を得なければならない。
2 前項の規定にかかわらず、校長は、職務免除願簿により職務免除を得るものとする。この場合において、その職務免除が3日以上に及ぶときは、あらかじめ教育委員会に届け出なければならない。
3 前2項の規定にかかわらず、職務免除を専決により承認しようとする場合又は校長が職務免除を得る場合で、当該職務免除の理由が、山梨市職員の職務に専念する義務の特例に関する条例第2条第1号及び第2号並びに山梨市学校職員の職務に専念する義務の特例に関する規則(平成17年山梨市教育委員会規則第12号)第2条第9号、第10号、第11号及び第12号に該当するときは、校長は、あらかじめ職務免除承認協議書により教育委員会に協議しなければならない。
(氏名等の変更届)
第23条 職員は、氏名、本籍、現住所その他履歴事項に異動があったとき、又は訂正の必要が生じたときは、速やかに履歴事項異動(訂正)届により、校長を経て、教育委員会に届けなければならない。
(私事の県外旅行)
第24条 職員が私事のために宿泊を伴い連続して3日以上県外に旅行するときは、校長にあっては教育委員会に、その他の職員にあっては校長に届け出なければならない。
(事故の報告)
第25条 職員は、事故を起こし、又は事故にあったときは、速やかに校長に報告しなければならない。
(提出文書の校長経由)
第26条 この訓令により職員が教育委員会に提出する文書は、校長を経由しなければならない。
(文書類の様式)
第27条 本章の規定による必要な文書類の様式については、別に定める。
附則
この訓令は、平成17年3月22日から施行する。
附則(令和2年4月1日教委訓令第2号)
この訓令は、令和2年4月1日から施行する。