この建物は、1955(昭和30)年頃東京都世田谷区成城に建てられた広さ約70平方メートル(20坪)の木造平屋で、正史氏が晩年まで書斎として執筆の場に使用していました。
正史氏がこの世を去って25年の月日が流れ、建物も老朽化が進んだため解体することになりましたが、2006(平成18)年5月、「市民の文化教養に役立てていただければ」と正史氏の長男亮一氏から市が寄贈を受けました。
市ではこの書斎を、正史氏が生前長野県上諏訪に病気のため転地療養する際、途中下車した中央本線「山梨市駅」(当時は日下部駅)と散策した笛吹川が一望できる笛吹川フルーツ公園隣接地に移築しました。
書斎とともに寄贈いただいた約70点の品物の中には、自筆の原稿など貴重な品々が含まれています。
所在地
〒405-0043 山梨県山梨市江曽原1411-6
(笛吹川フルーツ公園フルーツセンター西側 無料駐車場完備)
開館日
土日祝日(年末年始を除く)
開館時間
午前10時~午後3時(入館は午後2時45分まで)
展示内容
- 書斎(執筆現場和室8畳)
- 代表作「犬神家の一族」「獄門島」などの原稿
- 江戸川乱歩の書簡
- 正史氏の愛用品
- 映画パネル、正史氏の写真など
入館料
一般 100円(高校生以上70歳未満)
※高校生未満・70歳以上・障害者手帳をお持ちの方は無料
隣接観光施設
- フルーツセンター(物産館・足湯)
- 赤松の湯ぷくぷく
- フルーツパーク富士屋ホテル
- 笛吹川フルーツ公園(新日本三大夜景)