【県指定天然記念物】七日市場のチョウセンマキ
- 指定年月日
昭和63年11月16日 - 所在地
山梨市七日市場666番地 - 管理者
個人
解説
チョウセンマキは、イヌガヤの枝変わりから出来たわが国独特の園芸品種で、観賞用に栽培される常緑の低木です。古くは朝鮮のものと思われていたため、この名で呼ばれています。
イヌガヤの葉は2列にならんでつき、色もうすい緑色なのに対し、チョウセンマキの葉は枝にらせん状につき、色も黒っぽく、樹形も株立ちのようになっています。この樹種は大半にいわゆる「先祖返り」が見られ、チョウセンマキの枝からときどきイヌガヤとおなじ2列に並んだ葉をつけた枝がでます。チョウセンマキに花がついている例は観察されたことがないといわれていますが、本樹はイヌガヤに似た花をつけ、植物学上注目に値します。
- 根回り 2.05m
- 目通り 東0.91m 西0.78m(地上0.35mで2幹)
- 樹高 5.70m