【県指定有形文化財】絹本著色神嶽通龍禅師画像
- 指定年月日
平成2年2月7日 - 所在地
山梨市矢坪1088番地 - 管理者
永昌院
解説
禅宗では師僧の肖像を頂相と呼んで尊崇していました。弟子に正法を伝えた証に、自らの肖像に賛文をつけて授けるものを印信といい、師の葬儀や回忌などの法要で法堂にまつるものを特に掛真と称しました。原則的に印信は寿像であり、掛真は遺影です。
本像図は永昌院開山禅師の頂相として唯一のものであるばかりでなく、室町時代中期における本県曹洞宗頂相画の傾向を理解するうえで、また永昌院の草創期を明らかにし得る史料として極めて貴重なものです。
- 品質形状 平織絹地布幅約40cmを一布と四分の一縫合せ
- 法量 幅45cm 長さ91.5cm
- 時代 室町時代 永正11年(1514)