本市では、平成17年4月に環境の保全等に関する基本理念を定めた「山梨市環境基本条例」を制定し、平成29年に環境の保全等に関する施策の目指すべき方向を明らかにする基本的な計画として「山梨市環境基本計画」を策定しました。
この計画は、平成29年年度から令和8年度までの10年間としていますが、より実効性のあるものとするため、計画の進捗状況や社会情勢などを踏まえ、令和4年度に取り組みの目標となる指標等の見直しを行い、新たに「第2次山梨市環境基本計画」を策定しました。
計画の構成
本計画は次の「社会環境」、「自然環境」、「生活環境」、「快適環境」、「地球環境」の5つの環境を対象とし、これらを保全するため、「環境保全活動」の推進を図ります。
1.社会環境の保全
有限の資源を大切にするためには、これまでの「大量生産、大量消費、大量廃棄」の生活を改める必要があります。このため4R(リデュース、リユース、リサイクル、リフューズ)を推進し、廃棄物の減量と循環型社会の構築を図ります。
2.自然環境の保全
本市には、秩父多摩甲斐国立公園や、県自然環境保全地区などの貴重な自然環境が残っています。これらに生息する野生生物の種の保全、ホタルの保護など、生物の多様な生育環境の保全を図ります。
3.生活環境の保全
大気環境、水環境、音環境などを健全な状態に保ち、本市に住む人々の安全で健康かつ文化的な生活の保全を図ります。
4.快適環境の保全
私たちに潤いとやすらぎを与えてくれる公園・緑地など、快適なまちの保全と良好な景観、文化財などの保全を図ります。
5.地球環境の保全
地球温暖化などの地球環境問題の解決に向け、事業活動や日常生活全般を環境への負荷の少ないものに改め、地球環境の保全を図ります。
6.環境保全活動の推進
すべての環境をより良好なものとするために、環境保全活動の実施や参加促進、環境教育や学習会等の開催により環境保全の推進を図ります。