【市指定有形文化財】木造阿弥陀如来立像
- 指定年月日
平成19年3月31日 - 所在地
山梨市下石森1152番地 - 管理者
円福寺
解説
円福寺は浄土宗で、寺伝によれば文永年間(1264~1275)に禅宗寺院として創建されましたが、天正10年(1582)織田勢の兵火にあって伽藍を焼失し、寛永7年(1630)浄土宗の寺院として再興したと伝えられています。
本像は、鎌倉時代に入り造立が盛んになる像の高さが三尺の阿弥陀如来の立像です。
この様式の作例の中では、比較的初期の作例と考えられます。写実的な鎌倉時代の成立期の制作であり、こうした成立期の作例に多くみられる若々しい魅力に富んでいます。
県内の鎌倉時代の阿弥陀如来立像の様式の変遷を知る上でも重要な作例です。
- 像高 77.0cm