【市指定有形文化財】木造阿弥陀如来立像
- 指定年月日
平成19年3月31日 - 所在地
山梨市万力1865番地 - 管理者
宿願寺
解説
本像は、宿願寺本尊として本堂内陣壇上に安置されています。
宿願寺は浄土真宗で、『甲斐国社記・寺記』によると、寛永年間(1624~1644)に了存によって再興されたとされています。再興以前の前身寺院については不詳ですが、寺伝によれば天台宗であったといいます。
本像は、鎌倉時代に盛行した三尺阿弥陀如来像で、通常よりやや小さい二尺像です。像高は小さいものの、肩の張った堂々とした像容で、鎌倉時代中期頃の如来立像の典型的な様式を示しています。
- 像高 70.0cm