【市指定有形文化財】木造十一面観音菩薩立像
- 指定年月日
平成15年6月1日 - 所在地
山梨市矢坪1088番地 - 管理者
永昌院
解説
永昌院は、明治42年(1909)の火災によって伽藍のほとんどを焼失しますが、木造十一面観音菩薩立像は、火災の際の損傷を受け修理が加えられているものの、美しい顔をしています。
像の頭部と体部の主要部を一材から彫り出す一木造で、平安時代前期の制作と見られ、市内最古級の仏像彫刻として貴重なものです。
永昌院は、開創以前、古い密教の道場であったとの伝承もあり、その当時の本尊として造られたものと考えられます。
- 像高 122.6cm