【市指定有形文化財】吉祥寺本堂
- 指定年月日
昭和56年9月2日 - 所在地
山梨市三富徳和2番地 - 管理者
吉祥寺
解説
吉祥寺は、承元年中(1207~1211)に武田信光が石和館の鬼門除けとして、甲斐源氏の祖、新羅三郎義光より相承した毘沙門天を安置するために開創したと伝えられています。
その後、永禄8年(1565)武田信玄により再興され、また延宝7年(1679)にも修復再興されています。この2回の修復再興の棟札が現存し、建築年代が明らかになっています。
本殿は入母屋造、正面に鬼面を配し、開口4.5間、奥行5.5間。向拝は軒唐破風、海老紅梁により本堂と繋がり、堂内の欄間にはムカデの彫刻が施されています。