世界アルツハイマーデーとは、1994年に「国際アルツハイマー病協会」(ADI)が、世界保健機関(WHO)と共同で毎年9月21日を「世界アルツハイマーデー」と制定し、この日を中心に認知症の啓もうを行っています。また、9月を「世界アルツハイマー月間」と定め、様々な取り組みを行っています。
なぜ9月21日なの?
1994年9月21日、スコットランドのエジンバラで第10回国際アルツハイマー病協会国際会議が開催されました。会議の初日であるこの日を「世界アルツハイマーデー」と宣言しました。アルツハイマー病等に関する認識を高め、世界の患者と家族に援助と希望をもたらすことを目的としています。
日本では、「認知症の日」・「認知症月間」
国民の間に広く認知症についての関心と理解を深めるため、わが国では9月21日を「認知症の日」、9月1日から9月30日までを「認知症月間」としています。このことは、令和5年6月16日に公布された「共生社会の実現を推進するための認知症基本法」(9条)において規定されています。
各地の取り組み等
9月21日を中心に、全国各地で認知症に関する普及啓発の一環として、認知症の支援のシンボルカラーであるオレンジ色で公共施設をライトアップするほか、さまざまな展示等が実施されます。また国の省庁では、庁舎の窓ガラスに認知症サポーターのシンボルである「オレンジリング」が浮かびあがらせる「オレンジリングドレスアップ」等の取組を実施予定です。
オレンジリングドレスアップ期間
令和5(2023)年9月19日(火)~22日(金) (18時頃~19時30分頃)
詳しくは 厚生労働省ホームページ(リンク先) をご覧ください。
令和4年度の取り組みについては、こちら(令和4年度厚生労働省リンク先)からご覧ください。
私たちにできることは?
世界アルツハイマーデーは、認知症に関わるすべての人のものです。この機会を利用し、認知症の理解を深め、本人と家族への支援を考え、認知症になっても安心して暮らせる社会づくりについてみんなで考えていきましょう。