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キルギスの食文化

 キルギス料理キルギス料理

 キルギス共和国の食事は、肉料理が中心です。これは遊牧文化の国であることに由来しています。伝統料理の一つ「ベシュバルマック」は、手づかみで食べていたことから、キルギス語で「5本の指」という意味を持ちます。大きな鉄なべで数時間じっくりと煮込んだ羊肉や馬肉を麺の上に乗せ、塩で味付けします。以前は手づかみで食べられていましたが、時代の変化と共に、現在ではフォークやスプーンを使うようになりました。キルギス料理では一番のごちそうで、結婚式などのお祝いの席には欠かせません。お隣のカザフスタンの伝統料理でもありますが、カザフスタンでは平たいラザニアのような麺を使用するのに対し、キルギスでは細い麺で作られることが多いという特徴があります。肉を細かく刻み、麺と混ぜ合わせることもあります。
 他にも、パン生地を油であげた「ボルソック」、羊肉と野菜のスープ「ショルポ」、羊肉と野菜のピラフ「プロフ」などの伝統料理もあります。塩と油のシンプルな味付けが多く、日本人の口にもよく合います。
 また、他の中央アジアの国々では見かけない食べ物の一つに、「アシュラン・フー」があります。辛くて酸っぱい冷麺です。日本では、夏場に冷麺を食べるように、「アシュラン・フー」も夏場によく食べられる料理で、特に、カラコルというイシククリ湖畔の地方都市の名物料理です。
 キルギスは、お茶についても固有の文化を持っています。緑茶を飲むこともありますが、多くは紅茶を愛飲し、ジャムやハチミツを入れることもあります。また、お茶を入れるのは女性の役割で、来客に均等に良いお茶を出すため、湯呑に注いだお茶を一旦ポットに戻してから、再度注ぐ習慣があります。また、お客さんに「ゆっくりしていって下さい」という意味を込めて、湯呑に半分くらいまでしか注がないことが礼儀とされています。
 首都ビシュケクには、ロシア、中国、イタリア、フランスなど各国のレストランがあります。中でも、日本料理の店はキルギス人に人気です。

キルギスの伝統的な料理 (PDF)

 

※本コラムはキルギス共和国日本人材開発センターのご協力により作成しております。

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