本市では、下水道事業の健全性や独立性を高め、将来にわたり適正な運営ができるように下水道使用料の改定を行います。
本市の下水道事業は、山梨地域が昭和54年度、牧丘地域が平成元年度に事業着手し、地域の皆様のご協力により令和2年度末には整備面積約873ha(全体計画区域の約64.6%)となっており、事業としてはまだ道半ばの状況です。
また、平成29年度に下水道事業の計画的かつ健全経営を目的に「山梨市下水道事業経営戦略」を策定し運営しております。
経営状況は、未接続対策などの経営改善に取り組んでおりますが、下水道経営の指標とされる経費回収率が令和元年度決算では86.6%であり、使用料で賄えない経費を一般会計からの繰入金と市債に依存している状況です。今後、老朽施設の更新や改築等の事業も必要となることから、一般会計への負担軽減や安定した下水道経営を図る必要があります。
このような経営状況を改善するため、市下水道事業審議会に料金改定について諮問したところ、昨年10月に「『山梨市下水道事業経営戦略』に基づき、戦略の進捗状況等を検証した結果、受益者負担の原則に配慮しつつ、経営の安定化が図られ、将来にわたり下水道事業公営企業会計の適正な運営を確保するために、使用料の改定をする必要がある。」との答申をいただきました。
答申に基づき4月より次の表のとおり使用料金を改定します。
下水道を使用される皆様には、ご負担が増すこととなりますが、ご理解とご協力をお願いいたします。
◆下水道使用料(令和4年4月1日改定)
排水量(2カ月) | 改定前の料金 | 改定後の料金 |
20㎥以下 | 2,080円(基本料金) | 2,360円(基本料金) |
21~40㎥ |
127円(1㎥あたり) | 141円(1㎥あたり) |
41~100㎥ | 139円(1㎥あたり) | 153円(1㎥あたり) |
101~400㎥ | 150円(1㎥あたり) | 164円(1㎥あたり) |
401㎥以上 | 161円(1㎥あたり) | 175円(1㎥あたり) |
臨時用 | 174円(1㎥あたり) | 188円(1㎥あたり) |