「ベンチプレス」ベンチ台の上に横になりバーベルを胸につけて挙上
「スクワット」バーベルを肩に担いだ状態で屈伸
「デッドリフト」床に置いてあるバーベルを持ち上げる
この三種目の合計で競われます。
パワーリフティングがパラリンピックの競技種目として採用されたのは、1964年に開催された東京パラリンピック大会からとなり、パラリンピックにおいては下肢に障害を持つ選手達により、男女各10階級に別れ、ベンチプレスのみの記録で競い合います。
その競技スタイルから腕力にだけ注目されますが、試技を成功させるには心の強さが求められます。多くのスポーツでは「ゲームの序盤は動きが硬い」「試合が進んでいく中で緊張がほぐれてきた」、こんな光景を目にしたことがあると思いますが、パラ・パワーリフティングはそんなことは言っていられません。
1 名前を呼ばれて入場
2 ベンチプレス台に自ら移動
3 足にベルトを巻いて体を固定
4 試技の前の精神統一
5 バーを掴んで腕を伸ばす
この五つの行程を120秒以内に行わなければ失格です。
そして審判の試技開始の合図と共にバーを胸まで下ろして挙上します。
「バーを胸まで下ろして挙上」するまでの間わずか3秒間。
この3秒間のために4年間厳しいトレーニングを積んでいます。
NPO法人 日本パラ・パワーリフティング連盟HPへリンクします。(外部サイト)