平成27年7月29日山梨県果樹試験場を視察しました
山梨市内には山梨県の果樹試験場があります。普段、訪問する機会が少ない場内を視察させていただきました。
「山梨県果樹試験場」は、育種部・栽培部・環境部・果樹技術普及部の4つの部署からなる組織です。
研究員を中心に総勢60名で日々技術開発や新品種の開発など農家の方々に新技術を広めることを目的とし、業務に取り組まれています。
山梨市は、バランスの取れた収穫エリアで、桃・ぶどうが盛んです。
山梨市牧丘地域などで栽培されている巨峰がありますが、色の黒い品種は、鮮やかな黒になるとよいものと判断されます。
山梨県オリジナルのぶどう「甲斐のくろまる」はその評価を得ることのできる新品種で、現在安定した品質の生産を目指していますと場長から説明いただきました。
糖度が高く、酸味が少ないため食味が良く、扱っても粒がしっかりしているそうです。
桃については、平成25年に「夢みずき」という品種を登録。
新品種開発以外にも、桃の鮮度を保つためにはどうすればよいか。冷蔵中に香りを飛ばない状態を保持し、近隣諸国への輸出などに向けて実験中とのことです。
施設内では、もちろん新品種の開発だけでなく病害虫防除技術についても研究されています。
2010年に被害の大きかったべと病では、新芽の葉が出て6枚~7枚目の時期が病気にかかりやすくなるため、その直前に薬をまくことで効果が得られることが研究でわかりました。
研究してくださる方がいるからこそ、農家の方々も安心して果物の育成ができるのですね!
実際に「甲斐のくろまる」を試験栽培している畑も見学しました。
少しずつ栽培方法を変えて、どういった結果ができるのか試しているそうです。とても根気のいる作業ですね!
果樹試験場の皆様にはお世話になりました。お忙しい中、ありがとうございました!
山梨市の「安全・安心おいしいフルーツ」を是非、召し上がってください!
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