平成27年3月4日(水)山梨市役所
山梨市観光協会、山梨市フルーツパーク株式会社および山梨市女子観光プロモーションチームは、ハイランドリゾート ホテル&スパ シニアソムリエ 渡邊浩章さんを講師にお迎えし、「おもてなし講座~ホテルのおもてなし~」を開催しました。
毎年開催している共催事業の「おもてなし」講座も今回で第8回目を迎えました。ハイランドリゾート ホテル&スパに勤務されているシニアソムリエの渡邊浩章をお招きすることができました。
渡邊さんは、ハイランドリゾートに勤務されること28年。
現在はシニアソムリエとして、日本ソムリエ協会の山梨地区長としてもご活躍されており、国内外からのお客様の接客から人材運用まで幅広い業務をこなされてきました。
また、勤務先であるハイランドリゾートホテル&スパは、1986(昭和61)年3月レジャー、文化イベント、スポーツなどを多目的に楽しめ、シティホテル機能が備わったリゾートホテルとしてハイランドリゾート株式会社によって開業されました。
山梨に住んでいる人ならだれもが知るハイランド(富士急)グループですね。
では、ここからは渡邊さんによるホテルのおもてなしをお伝えします!
まずは、おもてなしに入る前に少しお話しますと、渡邊さん。
ここに来ている観光協会・商工会のみなさん、なぜ利益をだすんですか?
(会場から笑いがおこる)
企業はなぜ利益をだすのか?
…答えは、社員・その家族を守るためですね。
企業が大切にしなければならないもの、株主・お客様・従業員・業者、もちろんこれらの見えないところにもそれぞれの家族がいます。そのために利益をだすんですね。
高い金額を払ってくださるお客様は、もちろん高いサービスを求めます。しかし、お客様の要求するものは時間変化しますし、満足していただくということは非常に難しいことです。
大切な方たちとその家族を守るため、満足していただく「おもてなし」をいかにするか、ポイントを教えてくださいました。
*ハード面
光、音、空間
空間での温度は非常に気を使いますと渡邊さん。男女で快適と感じる温度が違うからだそうです。
*ソフト面
料理、飲み物、技術、知識
お客様におもてなしをするために、上司は笑顔でストレスのない職場作りをすることも重要です。部下が気を使うのは上司ではなくお客様だからですとのお言葉に、みなさんなるほど!と頷いていました。
そしてソムリエとして山梨市のワインについても、もっと売る人を増やさなければならないとアドバイスをいただきました。
作る人、PRする人はいるのに、売る人がいない。これからの課題と言えるのではないでしょうか。
何を求めて人々は観光するのか。その土地の文化を見に行くんです。「一升瓶ワインを湯呑み茶碗で飲む」「桃は硬いまま食べる」とか、地元の文化を楽しんでもらうことが良い「おもてなし」につながると思っています。
今回も素敵な先生に巡り合い、ご講演いただけたことを感謝しております。
お忙しい中、ありがとうございました!