ウエイト(重り)を付けたバーベルを頭上に持ち上げてその重量を競うスポーツ。
重い石を持ち上げる力比べから始まっており、歴史は非常に長い。オリンピック競技としては男子は1896年に開催された第1回アテネ大会から、女子は2000年のシドニー大会から正式競技として名を連ねています。
オリンピックでは、自分の体重の2倍以上もあるウエイトを持ち上げて競うため、肉体的、精神的に過酷な協議と言われています。
日本においては、オリンピックを東京で開催するための研究材料とすることを目的に、1934年に加納治五郎が用具を日本に持ち込んだことから協議が広がったといわれています。
そして、1964年の東京大会においては三宅義信さんが金メダルを獲得。これは東京大会の金メダル第1号であり、4年後のメキシコ大会における2連覇への最初の一歩でもありました。また、メキシコ大会では三宅義信さんの弟である三宅義行さん(現日本ウエイトリフティング協会会長)が銅メダルを獲得し、兄弟で表彰台に上がると言う歴史的な快挙を成し遂げられました。さらに、三宅義行さんの娘の三宅宏実選手は2012年のロンドン大会で銀メダルを獲得、2016年のリオ大会では銅メダルを獲得、現在は東京2020大会に向けてトレーニングを積んでいます。
山梨市はウエイトリフティングとの繋がりが深く、2016年のリオオリンピックでは日本代表の最終選考となる、全日本選手権が市内にて開催、また、山梨市内の県立日川高校がウエイトリフティングに力を入れており、日本を代表する選手を数多く輩出しています。現在も、2020年に県内で行われた大会においては、非公認ながらも日川高校生が日本記録を超える記録を打ち立てるなど、将来を期待される選手を擁します。また、2020大会における日本代表候補の笠井武広選手も日川高校の出身者です。
(笠井武広選手提供動画)